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2024.06.09 ブログ

コピペされた情報に要注意! 1液塗料と2液塗料の違いと正しい理解

こんにちはマルミ美装工芸です。

外壁塗装を検討されている方はご自身で塗料について調べることがあるかと思います。塗料には様々な種類があるのでどの塗料を使えば良いのか、なかなかご自身で決めるのは難しいのではないでしょうか。

ただでさえ難しいのに、まるでコピペされたかのような間違った情報が広まっていることがあります。その一例として、1液塗料と2液塗料の違いが挙げられます。

今回は1液塗料と2液塗料の違いに関する間違った情報を詳しく解説し、みなさんに正しい理解を深めていただければと思います。

1液塗料と2液塗料の違いに関する簡単な知識

間違った情報を解説する前に、まず簡単に1液塗料と2液塗料について解説します。

1液塗料と2液塗料の大きな違いは『硬化剤』を使うかどうかです。1液塗料は塗料本体のみ、2液塗料は主剤と硬化剤に分かれています。硬化剤とは読んで字のごとく塗料を硬化させるものですが、この硬化は化学反応によって起こります。

一方、1液塗料は水やシンナーなどの溶剤(塗料を塗りやすくするために薄めるための液体。2液塗料でも溶剤を使います)が自然乾燥により蒸発することで硬化します。

20年ほど前までは2液塗料がその性能の高さから主流でしたが、現在ではメーカー各社の研究開発により1液塗料の性能が格段にアップしています。そのため現在では1液塗料と2液塗料のそれぞれの特徴を理解した上でどの塗料を使用するか決定しています。

1液塗料と2液塗料の違いに関する間違った知識

適用下地

1液塗料は2液塗料と比べて下地への密着性が低いため金属部に塗装ができない、というのは間違った知識です。正しくは『1液塗料の種類によっては金属部に塗装ができない』です。

確かに1液塗料は2液塗料と比べて下地への付着性が劣るため、種類によっては金属部に塗装ができないものもあります。金属はその原子が電気的な引力により強固に結合しているため、付着性がないと塗膜が剥がれてしまうためです(金属部に関してはこちらの記事で詳しく解説しています)。

しかし、下地が金属でもサビ止め塗料を塗れば塗装できる1液塗料がたくさんあります。コスパに優れていて非常に多くのお客様にご好評な日本ペイントのパーフェクトトップも1液塗料ですが、下塗りにサビ止め使用すれば問題無く金属部に塗装することが可能です。

↓ 1液ハイポンファインデクロ(錆止め)を塗布後にファインパーフェクトトップを塗布

耐候性

1液塗料は2液塗料と比べて耐候性が低い、というのは間違った知識です。正しくは『耐候性に大きな違いはないが、塗膜の強度に差がある』です。

塗料は樹脂、顔料、溶剤、添加剤の4つから構成されていますが、このうちシリコンやフッ素などの樹脂が塗膜の形成に大きな役割を持ちます。1液塗料は樹脂同士がくっついたり絡まったりして塗膜を形成しますが、2液塗料は樹脂分子の主剤と硬化剤が架橋という化学反応を起こし、3次元の網目のような塗膜を形成します。

塗料においての耐候性とは太陽光による紫外線や雨水による塗膜の劣化がどの程度で発生するかの指標ですが、この劣化はラジカルという現象が大きく関係しています。ラジカルとは塗料の4つの構成要素のひとつの顔料が紫外線などと反応し、樹脂の結合を破壊する現象を指します(ラジカルに関してはこちらの記事で詳しく解説しています)

このラジカルは1液塗料でも2液塗料でも共に発生する現象であるため、同じグレードの塗料において耐候性に大きな違いはありません

一方、塗膜の強度に関して大きな違いは耐熱性と耐溶剤性が挙げられます。

1液塗料は熱に弱いため、塗膜を加熱すると溶けてしまいます。しかし、外壁塗装においては外気や直射日光で塗膜が溶けることはないので、耐熱性が問題になることはほとんど無いでしょう。

また、1液塗料は溶剤に反応して溶けてしまうため、例えば塗装後早期に再度塗り替えをする際に溶剤系の塗料を使うことが難しいケースもあります。しかし、溶剤系の塗料は臭いや環境汚染の問題の問題があり、近年はメーカーが弱溶剤や水性塗料の性能向上に取り組んでいます。また早期の再塗装を行うケースはほとんどないため耐溶剤性が問題になることも無いでしょう。

また、メーカーの研究開発により1液弱溶剤塗料において、2液塗料の特徴の架橋を実現しているものもあります。
このように耐候性の観点で言えば、1液塗料と2液塗料で大きな違いがないことが分かります。

どちらの塗料が優れているのか

さまざまな外壁塗装の業者のホームページで『2液塗料の方が優れているため、2液塗料を使用しましょう』と書かれています。また、2液塗料は主剤と硬化剤の混合割合や固まる時間が早くて扱いが難しいので、1液塗料を勧めるのは職人のレベルが低い業者であるなどと書かれていることもあります。

これらは全くの的外れです。

ここまでお読みいただいて分かる通り、アップデートされていない古い情報がコピペされて広まっていると考えられます。

現在では塗料メーカーの努力により優れた1液塗料がたくさんあります。もちろん優れた2液塗料もたくさんあります。2液塗料の方が優れているため、2液塗料の中からどの塗料を使用するか選ぶのではなく、1液と2液を同じテーブルに並べてどの塗料を使用するべきか選ぶべきです。

まとめ

確かに20年ほど前までは2液塗料の方が性能は優れていました。しかし現在では1液と2液の性能差はほとんど無くなってきています。またコスパに優れているラジカル制御塗料のほとんどが1液塗料です。
弊社では日本ペイントや関西ペイント、エスケー化研などの1液塗料、2液塗料問わず様々なご提案をしておりますが、その目的はお客様に求められている塗装工事を実現するためです。決して少額ではない代金を払う外壁塗装に、合理性のない古い価値観を押し付けられたくないはずです。
塗料に関する正しい、最新の知識でどの塗料を使用するか決定しましょう。

塗料に関するちょっとしたお悩みごと、お気軽にお問い合わせください( ´∀`)

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