2024.07.18 ブログ
リフォームローンの金利相場や選び方のコツについて解説します
こんにちはマルミ美装工芸です。
ご自宅のリフォームを検討している方にとって、資金調達はひとつの大きな課題となっています。そうした中で昨今、注目を集めているのが「リフォームローン」です。リフォームローンは、住宅の増改築や修繕など行うために利用できるリフォーム専用のローンを指しますが、住宅ローンとの違いが今ひとつ分からない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回の記事ではリフォームローンの基本から選び方のポイント、審査基準まで、わかりやすく解説します。リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
リフォームローンとは
リフォームローンは、住宅の増改築や修繕など行うために利用できるリフォーム専用のローンのことです。銀行や信用金庫、住宅金融支援機構などから提供されており、それぞれ特徴は異なりますが、原則新築工事では利用することができません。リフォームローンをうまく活用することで、修繕工事が高額な場合であっても対応できるほか、家計に無理のない返済計画を立てられるでしょう。
リフォームローンと住宅ローンの違い
リフォームローンと住宅ローンを似たようなローンだと思っている方も多いかもしれませんが、両者は資金用途、融資額、金利、返済期間等に違いがあります。リフォームローンと住宅ローンの違いについて、下表にまとめてみました。
特徴 | リフォームローン | 住宅ローン |
使途 | 既存住宅の改修・修繕 | 新築・中古住宅の購入 |
借入額 | 数百万円程度 | 数千万円単位 |
金利 | 比較的高め | 比較的低め |
返済期間 | 5〜15年程度 | 20〜35年程度 |
担保 | 無担保のケースも多い | 通常、購入不動産が担保 |
審査基準 | 比較的緩い | 厳しめ |
借入の柔軟性 | 必要に応じて借入可能 | 一括での大型借入 |
税制優遇 | 限定的 | 住宅ローン控除などあり |
リフォームローンは「有担保」と「無担保」に分かれる
リフォームローンは「有担保型」と「無担保型」に分けられます。ここでいう「担保」とは万が一返済が不可能な状況に陥った際、金融機関へ提供するモノや人のことです。リフォームローンの場合、一般的には家や土地が担保に出されます。それぞれの特徴について、下表で確認していきましょう。
特徴 | 有担保型 | 無担保型 |
借入可能額 | 比較的大きい(数千万円規模も可能) | 比較的小さい(数百万円程度) |
返済期間 | 長め(20年以上も可能) | 短め(5〜10年程度) |
金利 | 比較的低め | 比較的高め |
適している規模 | 大規模リフォーム | 小〜中規模リフォーム |
初期費用 | 必要 | 不要 |
有担保か無担保かを決める際は、リフォームの規模、自身の返済能力、将来の経済状況などを考慮し、適切な方を選ぶことが重要です。また、金融機関によって条件が異なるため、比較検討したうえで決めることをおすすめします。
リフォームローンの金利相場
リフォームローンの金利相場について
現在の金利動向
2024年7月時点での主要金融機関における、リフォームローン金利相場は以下の通りです。
銀行名 | 三井住友銀行 | イオン銀行 | 千葉銀行 | 十六銀行 |
商品名 | フリーローン リフォーム |
リフォームローン | ちばぎん リフォームローン |
リフォームローン |
金利 | 年1.475%
(変動金利) |
年3.20%
(固定金利) |
年2.90%
(変動金利) |
年2.175%
~年3.975% |
借入限度額 | 最大800万円 | 最大500万円 | 最大1,500万円 | 最大2,000万円 |
借入期間 | 1年以上10年以内 | 1年以上10年以内 | 公式HP記載なし | 最長20年 |
金融機関ごとに特徴が異なるため、さまざまな商品を比較し、自分のリフォーム計画に見合ったローンを選択するようにしましょう。
金利には固定金利と変動金利がある
固定金利は契約時の金利が完済時まで変動することがないため、返済計画を立てやすいのが利点です。ただし、金利が高めに設定されていることが多く、借入期間が長期にわたる場合は総返済額が大きくなってしまう恐れがあります。金利上昇リスクを避けたい安定志向の人におすすめです。
一方、変動金利は一定期間ごとに金利の見直しが行われるため、固定金利よりも金利が低い傾向にあります。金利が低い場合には返済額が抑えられるものの、金利が上昇した場合に総返済額が増加することがある点に注意しなければなりません。借入期間が短期間である人や市場金利の動向を細かくチェックできる人に向いているでしょう。
リフォームローンを選ぶ際のポイント
リフォームローンを選ぶ際は、主に以下の4つのポイントについて意識することが大切です。それぞれ見ていきましょう。
自己資金と借入額のバランスを考える
リフォームローンに限らずローンを組む際は、必ず自己資金と借入額のバランスを考えなくてはなりません。特に返済期間を短期間で終わらせようとすると、月々の返済額が高くなり、結果として家計を圧迫する恐れがあるため注意が必要です。借入可能額は、返済能力やライフプランを考慮したうえで慎重に決めるようにしましょう。
万が一に備えるなら「団体信用生命保険付き」を選ぶ
ローンを借り入れる際、団体信用生命保険(以下、団信)への加入ができるかどうかも確認しておくことが大切です。団信は、契約者に万が一のことがあった際にローンの返済を保障してくれる保険のことであり、家族への負担を軽減できます。なお、団信を選ぶ際は、自分にとって保障内容が十分であるかどうかを確認することも大切です。
店頭金利だけでなく適用金利もチェックする
店頭金利は一般的な金利ではあるものの、実際に適用される金利は審査の結果が出るまでわかりません。適用金利は借入者の信用度や返済能力によって決まるため、金融機関を比較検討する際は、提示されている最も高い金利で比べることをおすすめします。
手数料や保証料など諸費用について確認する
手数料や保証料などの諸費用は、ローンの総返済額に影響を与えることから、事前に確認が必要です。具体的には、事務手数料、保証料、繰上返済手数料などがあります。諸費用の有無や金額は金融機関によって異なるため、ひとつずつ確認しながら検討するとよいでしょう。
リフォームローン利用の流れと審査基準
リフォームローンを利用する流れと審査基準は以下のとおりです。事前に確認しておくことで、よりスムーズに手続きを進められるでしょう。
リフォームローン審査の流れ
リフォームローンの手続きは、次の流れで進んでいきます。
|
申し込みはインターネット上でも行うことができますが、その後金融機関から送られてくるリフォームローン申込書や求められる書類を提出しなくてはなりません。なお、必要書類には本人確認書類や収入を証明する書類のほか、リフォームに関する書類である建物の登記事項証明書などがあります。
リフォームローンの審査基準
リフォームローンでは、具体的に以下のような項目が審査基準とされています。
・ローン借入時の年齢
・ローン完済時の年齢 ・年収や勤続年数 ・健康状態 ・他の借入状況 |
審査基準は住宅ローンほど厳しくありませんが、上記の項目に加えてリフォーム計画の妥当性も重視されます。見積書や工事内容、業者の信頼性なども確認されるほか、物件の担保評価によっては融資額に影響を与えることがあるでしょう。審査期間は通常1週間から2週間程度といわれていますが、金融機関や案件によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
(まとめ)賢くリフォームローンを活用しよう
リフォームローンは、住宅の改修や修繕に特化したローンで、住宅ローンとは使途や借入額、金利などが異なります。有担保型と無担保型があり、それぞれ特徴が異なるため、自身の状況に合わせて選択することが欠かせません。ローンを選ぶ際は、自己資金とのバランス、団体信用生命保険の有無、適用金利、諸費用などをしっかりした上で、どちらがよいのかを考えることが大切です。また、審査基準や流れを理解しておくことで、スムーズな手続きが可能となります。リフォームローンを賢く活用し、快適な住環境を手に入れましょう。
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