2025.08.23 ブログ
シーリング(コーキング)ってなに?シーリングを打つ理由や重要性
こんにちはマルミ美装工芸です。
外壁塗装やリフォームの打ち合わせの中でよく耳にする「シーリング(コーキング)」。
なんとなく「隙間を埋めるもの」というイメージはあっても、実際にどんな役割を果たしているのかご存じない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、シーリングの基本と、なぜ建物にとって欠かせないのかをご紹介します。
シーリング(コーキング)とは?
シーリング(コーキング)とは、建物の外壁材やサッシの隙間に充填されるゴム状の素材のことです。
チューブ状の材料を専用のガンで打ち込み、仕上げにヘラでならして施工します。
乾燥すると弾力性のあるゴムのような状態になり、「防水」と「緩衝(クッション)」の役割を果たします。
シーリングを打つ理由
1. 防水のため
外壁材のつなぎ目やサッシ周りにはどうしても隙間ができます。そのまま放置すると、雨水が内部に浸入し、
・雨漏り
・木材の腐食
・断熱材の劣化
などを引き起こす原因になります。
シーリングはこの隙間を塞ぐことで、水の侵入を防ぎます。
2. 建物の動きに対応するため
建物は気温の変化や地震、風などによって常にわずかに動いています。
もし外壁材の隙間が硬いまま固定されていたら、ひび割れや欠けが発生してしまいます。
シーリングはゴムのように伸び縮みするため、外壁材や窓枠の「動き」を吸収してくれるのです。
3. 美観を保つため
シーリングが劣化すると、ひび割れたり黒ずんだりして、外観を損ねます。
新しく打ち替えることで、見た目もきれいに整えることができます。
シーリングの劣化サイン
シーリングは紫外線や雨風の影響を受け、約5〜10年程度で劣化していきます。
以下のような症状が出たらメンテナンスのサインです。
・ひび割れ
・肉やせ(やせ細って隙間ができる)
・剥がれ
・変色・黒ずみ
放置すると外壁や建物全体の劣化につながるため、早めの補修が大切です。
シーリング工事の種類
・打ち替え工事:古いシーリングをすべて撤去して新しく充填する方法(基本はこちらが推奨)
・打ち増し工事:古いシーリングの上に新たに重ねる方法(一部のサッシまわりなど)
まとめ
シーリング(コーキング)は、建物の隙間を埋めるだけでなく、
・雨水の侵入を防ぐ防水効果
・建物の動きに対応するクッション効果
・外観を整える美観効果
といった重要な役割を持っています。
劣化を放置すると雨漏りや外壁の損傷につながるため、外壁塗装やリフォームの際には必ず一緒に点検・補修を行うことが大切です。