2025.09.18 ブログ
塩ビシート防水にもメンテナンスは必要!防水塗料シートトップ(トップコート)で寿命を伸ばす
塩ビシート防水とは?
屋上やバルコニーなどでよく採用される「塩ビシート防水」。
塩化ビニル製のシートを敷き詰める工法で、軽量かつ施工性に優れ、耐候性も高いことから多くの建物で利用されています。シート自体が防水層となるため、雨水の侵入をしっかり防いでくれるのが特徴です。
しかし、「シートだから放っておいても大丈夫」と思われがちですが、実は定期的なメンテナンスが欠かせません。
なぜメンテナンスが必要なのか?
塩ビシートは紫外線や風雨の影響を日々受けています。
そのまま放置していると次のような劣化が起こります。
表面の硬化・ひび割れ
シートの浮きや剥がれ
汚れや藻・カビの発生による美観低下
接合部の劣化による雨漏りリスク
こうした劣化を防ぐためには、表面を保護する塗装が重要になります。
防水塗料「シートトップ」とは?
塩ビシート防水の表面に塗布する専用のトップコート塗料が「シートトップ」です。
シートトップを塗装することで、以下の効果が期待できます。
紫外線からシートを保護 → 劣化スピードを抑える
美観を維持 → 白やグレーなどで仕上げ直しが可能
汚れやカビの付着を防止 → 清掃性が向上
防水層の延命 → シートの寿命を伸ばす
つまり、塩ビシート防水を「長持ち」させるための仕上げ塗装なのです。
塩ビシート防水のシートトップ塗装工事の流れ
↑マットやタイル、水切りユニットが敷かれている場合は丁寧にバラします。
↑水切りユニットの下に敷いていたビニールが劣化してボロボロに、これらを清掃します。
↑塩ビシート用のプライマーを塗布します。
↑シートトップを塗布していきます。
↑水性のシートトップ、結構固いので5%程度は水で希釈すると良いです。
↑二回塗りでしっかり厚い塗膜を作ります。
↑水切りユニットを組み立てていきます。
完了!!
紫外線からの保護や美観の回復が低コストで実現できます(^ ^)
↑建設会社社宅の屋上
↑アパートの屋上
多くは屋上に使われる塩ビシート防水ですが、ハイクラスなハウスメーカーの戸建てではベランダにも使用されています。
メンテナンスの目安
シートトップは5年に1度程度の塗り替えがおすすめです。
トップコートの膜が薄れてきたり、退色・ひび割れが見えてきたら塗り替えのサイン。放置するとシート自体の交換が必要になり、工事費用が一気に高額になってしまいます。
まとめ
塩ビシート防水は優れた防水工法ですが、シートトップによる定期的なメンテナンスが必須です。
トップコートを塗布することで、シートを紫外線や風雨から守り、建物を長期間安心して使うことができます。
マルミ美装工芸では、塩ビシート防水の点検からトップコートの塗装まで対応しています。
「最近シートの色あせが気になる」「そろそろメンテナンスの時期かも?」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
↓お問い合わせが何よりの励みになりますm(_ _)m