2024.06.19 ブログ
外壁塗装における「養生」の大切さと使用する道具、方法や流れなど
こんにちはマルミ美装工芸です。
足場組み立てや高圧洗浄が終わり、シーリング(コーキング)の打ち替えが完了する頃に取り掛かる作業、「養生」をご存知ですか?今回は養生の大切さや使用する道具、その流れなどを説明します。最後までお読みください。
外壁塗装における養生の大切さ
外壁塗装を行う際、養生が非常に重要です。養生とは塗装作業の際に非塗装箇所や周囲の建物や環境を保護するための準備作業のことです。以下に、養生の具体的な大切さとその方法について説明します。
養生の役割
- 非塗装箇所や周囲の保護: 塗料が飛散するのを防ぎ、サッシ、窓ガラス、ドア、植栽、車などを塗料から守ります。養生をしないと意図しない場所に塗料が付着し、見栄えを損ねるだけでなく、清掃の手間が増える原因にもなります。
- 作業の効率化: 養生をしっかり行うことで、作業中に余計な心配をせずに塗装作業に集中でき、効率が向上します。作業のスピードと仕上がりの品質も向上します。
- 仕上がりの品質向上: 養生を行うことで、塗装面以外の部分への塗料の付着を防ぎ、きれいな仕上がりを保つことができます。また、塗料が乾く前に飛び散ることを防ぎ、ムラのない均一な塗装が可能となります。
養生の具体的な方法
ブルーシート、布の使用
建物の周囲や床面にビニールシートやブルーシート、布を敷き、塗料が飛び散らないようにします。特に、足場の下や近隣の車など、塗料が飛散しやすい場所には重点的に養生を行います。
マスキングテープ、マスカーの使用
猫ちゃんやワンちゃんを飼われているお宅では換気にも気をつけます
小窓の開閉ができるような養生や、都度養生を解体して換気ができるよう心掛けています。
窓枠やドア枠、サッシなど、細かい部分にはマスキングテープやマスカーを使用して、塗料の付着を防ぎます。特に窓ガラスや金属部分には丁寧にテープを貼り付けることで、後の清掃が楽になります。
カバーリング材の使用
植栽やエアコンの室外機、車など、移動が難しいものにはカバーリング材を使用して保護します。専用のカバーリング材を使用することで、効率よくしっかりと保護できます。
養生の注意点
気候条件の確認: 風の強い日や雨の日には、養生シートやカバーリング材が飛ばされる可能性があるため、適切な対策を講じることが必要です。
隣接する建物や車への配慮: 特に都市部では隣接する建物や駐車場に注意を払い、周囲の住民や通行人に対しても配慮が必要です。
養生の撤去: 塗装が完了した後、養生材を丁寧に撤去することも重要です。養生材を残しておくと、見栄えが悪くなったり、後の清掃作業が必要になることがあります。
まとめ
外壁塗装における養生は単なる準備作業ではなく、塗装の品質と作業効率を左右する重要な工程です。しっかりと養生を行うことで美しい仕上がりを保ち、非塗装箇所や周囲の環境を守ることができます。塗装を依頼する際には、養生の工程についても十分に理解し、信頼できる業者に依頼することが大切です。
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