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泉区外壁塗装のマルミ美装工芸マルミNEWSモダンな家屋には艶消し塗料がおすすめ。高性能な艶消し外壁塗料をご紹介します。

2024.09.14 ブログ

モダンな家屋には艶消し塗料がおすすめ。高性能な艶消し外壁塗料をご紹介します。

こんにちはマルミ美装工芸です。

 

『外壁塗装をしたら新築みたいにピカピカになった』とよく聞きますが、外壁塗装に艶消しがあることはご存じでしょうか。艶消し塗料で外壁塗装を行なうと落ち着いたマットな質感に仕上がります。

 

個人の好みの問題もありますが、和風な家、南欧風な家やモダンな家などはピカピカしている外壁よりも艶のないシックな外観の仕上がりの方が家屋全体としてのイメージが適していることがあります。

またピカピカな艶は経年劣化により次第に無くなっていきます。新築のような見た目だったものが次第にまた塗装前のような見た目に戻ってしまいます。

艶消しの場合、そういった外観の変化は起こらずにシックで上品な雰囲気が長く続くという特徴があります。

 

しかし一般的な艶消し塗料には耐久性が低く汚れが付きやすいという大きなデメリットもあります。それは通常の塗料に艶消し剤を添加することに起因しています。

 

家屋の外観を重視するか塗料の耐用年数を重視するか悩ましい問題ですが、これを解決するためのひとつの手段が艶消し専用塗料を使用することです。

 

今回は艶消し塗料の仕組みとおすすめの高性能な艶消し塗料について解説します。

艶の仕組み

顔料について

外壁塗装の塗料は樹脂、顔料、溶剤、添加剤で構成されています。このうち顔料によって色や艶が決まります。

顔料は非常に小さな細かい粒子です。代表的な白色顔料の酸化チタンの大きさは200~400ナノメートル程度です。この顔料が樹脂の中で分散されることにより、外壁塗装の色となります。

非常に小さな粒子が塗膜の表面に分散されるため、塗膜表面は平でつるつるした状態になり、これが艶となります。金属の鏡面仕上げが表面を平に仕上げることによって反射させていることと同じ原理です。

 

また、顔料の粒子には様々な形状があります。板状、球状、立方体状、紡錘状、針状、不定形があります。板状粒子は艶を与え、球状粒子は摩擦を減らします。

艶消し剤について

上記とは反対に塗膜表面が凸凹していると光の乱反射により艶がなくなります。そのため添加剤として粒子径が大きく(数マイクロメートルから20マイクロメートル)様々な形状の粒子の艶消し剤を通常の艶あり塗料に添加することにより、塗膜表面を凸凹にして艶あり塗料の艶を無くしています。

艶消し剤を添加する影響

通常の艶あり塗料に艶消し剤を添加することにより艶消し塗料を作成していますが、このことにより耐久性の低下と汚れが付着しやすいという二つのデメリットが生じてしまいます。

耐久性の低下

通常の艶あり塗料に粒子径が大きく様々な形状の艶消し剤を添加するため、塗膜内部において隙間ができてしまいます。この隙間があることにより、特にリシンやスタッコ仕上げのモルタル外壁に塗装すると割れやすいというデメリットが生じてしまいます。

汚れがつきやすい

塗膜表面が凸凹することにより、小さな汚れが付着しやすくなります。

リシンやスタッコ仕上げの外壁はもともと艶のない外壁なので外壁塗装をする際に艶消し塗料が使われることがあります。しかし、リシンやスタッコ仕上げの外壁はヘアクラック(細いひび割れ)が生じやすい外壁です。上記の通り、既存の艶消し塗料は割れやすい傾向にあるため、塗装後にヘアクラックが発生してしまい、『艶消し塗料は耐久性が低い』というイメージを強めてしまったのではないかと思います。

また、リシンやスタッコ仕上げはもともと外壁自体が凸凹しているため汚れすく、『艶消し塗料は表面が凸凹しているため汚れが付着しやすい』というイメージも強めてしまったのではないかと思います。

おすすめの艶消し塗料 パーフェクト トゥルーマットのご紹介

日本ペイントのパーフェクト トゥルーマットは従来のように艶あり塗料に艶消し剤を添加するのではなく、艶消し専用塗料として開発されました。従来の艶消しのデメリットであった耐久性の低下、汚れやすいというデメリットを解消しています。

以下、パーフェクト トゥルーマットのカタログより引用します。

 

『トゥルーマットは特殊顔料を採用することで「塗膜強度向上によるヘアクラック抑制」と「緻密な塗膜構造によるすぐれた仕上がり性」を両立しました。

『つや消し塗料は表面に細かい凸凹があるため、汚れが付きやすいと思われがちですが、トゥルーマットは汚れが付きにくく、外観を美しく保ちます。』

 

特殊顔料の詳細が記述されていませんが、上記の特徴から球状の特殊な顔料が使われているのではないと筆者は考えます。

顔料についての項で解説したとおり、顔料には様々な形状の粒子があります。

このうち球状の粒子は摩擦を低下させます。このため塗料表面に付着した汚れが流れやすくなります。

さらに粒子が球状であれば塗膜内部に隙間ができにくくなり、塗膜強度が向上すると考えられます。

 

またリシン壁などに艶消しや半艶塗料で施工すると艶がムラになってしまうことがあります。これは特に塗り合わせ部分(ローラーや刷毛で塗り継いだ箇所)の塗膜が均一でないことが原因によりムラになってしまいます(リシン壁の塗装ムラについてはこちらの記事で詳しく解説しています)。

しかしパーフェクト トゥルーマットであれば艶がそもそも無いので、このような艶ムラを軽減することができます。

まとめ

パーフェクトトゥルーマットは高品質な艶消し塗料ですが、通常の艶消し塗料と比較すると高価です。施工価格がおよそ3%程度上がってしまいます。

通常の艶あり塗料に艶消し剤を添加することにより作成される艶消し塗料には耐久性の低下と汚れがつきやすいというデメリットがありましたが、例えば既存外壁が金属サイディングであれば下地にクラックが生じないため、耐久性の低下はあまり大きく影響しないと考えられます。

また、日当たりがよく風通しの良い立地であれば外壁に汚れはつきにくいので、通常の艶消し塗料でも許容可能な場合もあります。

 

お客様のご予算、外壁材、立地条件など様々な要因を加味して最適な塗料をご提案できますよう日々努めております。ぜひお気軽にお問合せください。

CREXの運営するDX総研の「おススメの建設・運輸・不動産関連サービス/ソリューション提供会社まとめ」に掲載されました。

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