2024.07.14 ブログ
外壁塗装における塗膜の厚さはどれくらい?
こんにちはマルミ美装工芸です。
外壁塗装を行う際に塗料を外壁に塗り重ねてくことは想像しやすいと思いますが、その塗膜の厚さはいったいどれくらいなのか考えたことはありますか?
塗膜の厚さは仕上がりや耐久性に直接影響を与える重要な要素です。塗膜の厚さの基準や管理方法についてまとめましたので最後までお読みください。
塗膜の厚さの基準
- 一般的な厚さ
- 1回あたりの厚さ: 20~30μm(0.02~0.03ミリ)
- 下塗りシーラーの厚さ: 15~20μm(0.015~0.02ミリ)
- 3回塗り合計の厚さ: 60~100μm(0.06~0.1ミリ)
- 弾性塗料
- 弾性塗料は1回塗りで100μm以上になることが一般的です。これにより、ひび割れを防ぎ、柔軟な仕上がりを実現します。
- 弾性塗料は1回塗りで100μm以上になることが一般的です。これにより、ひび割れを防ぎ、柔軟な仕上がりを実現します。
塗膜厚さの管理方法
塗膜の厚さは、以下の方法で管理します。
- 使用量の管理
- 使用する塗料の量を正確に計測し、規定の厚さになるように調整します。
- 膜厚計での計測
- 専用の膜厚計を使用して塗膜の厚さを計測します。ただし、計測には一定の誤差が伴うため、複数回の計測や他の方法と併用することが推奨されます。(正確性を欠くためほとんどの業者は実施していません)
塗膜の厚さが重要な理由
- 耐久性の向上
- 適切な塗膜の厚さを維持することで、外壁の保護機能が高まり長期間にわたって美観と耐久性を保つことができます。ただし「厚ければ厚いほど良い」という訳でもありません。あまり厚すぎても塗膜が割れてしまう原因となるのでメーカーの仕様通りの施工が推奨されます。
- 仕上がりの品質
- 均一な塗膜厚さは、美しい仕上がりを実現し外壁の見栄えを良くします。また、厚さが不均一だと塗膜の剥がれやムラが発生しやすくなります。
まとめ
塗膜の厚さは、塗装工事の品質を左右する重要な要素です。適切な厚さを維持するためには、塗料の使用量をしっかりと管理し、正確な施工を行うことが必要です。これにより、外壁の美観と耐久性を保ち、長期間にわたって良好な状態を維持することができます。
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